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ちょっと気になる言葉、あれこれ その1 [自分を何て呼ぶ?]

編集後記
会報目次

 


 

その1 「自分を何て呼ぶ?」
文・笠井行江

小学4年の娘は、自分のことを言うのに、「わたし」とは言わず名前を使う。家の中だけでなく、友達にも、周囲の大人にも、先生にまで、そうしているようす。うちの娘だけでなく、他の子ども達も、そういう子が多いように思う。男の子が「オレ」とか「ボク」とか言っているのは、耳にするから、名前で自分を呼んでいるのは、女の子に特有なのかもしれない。

私自身は、小学1年の頃から「わたし」と言っていた。なぜそう言い切れるのかと言えば、仲の良かった近所の同級生が、「みゆきねぇ〜」と話すのを、すごくうらやましく感じていたからだ。でも、真似できなかった。彼女は一人っ子だった。そういえば、私の妹は、かなり大きくなるまで、自分を名前で呼んでいた。一人っ子とか長女とかいうことも、何か関係あるのだろうか? 
私は、大学生になっても親から「おねえちゃん」と呼ばれ、それが嫌で仕方なかった。親からも名前で呼ばれることが、ほとんどなかった。だから、自分を名前で呼ぶ女の子に、ちょっとした嫉妬みたいなものを抱いてしまい、気になるのかもしれない。自分を名前で呼ぶのは、「わたし」と言うより、周囲に対するアピール度が高いように思う。

一方で、甘えとか媚とかを含んでいるようにも思う。ある程度の年齢がきたら、そのへんのところも考えて、「わたし」「わたくし」という自称も使えるように、娘には教えていかねばと思っている。それにしても、「いくえねぇ〜」と、かわいく呼びかけられる自分であったら、夫婦関係も今とは違ったものになっていたかも。 でも、いまさらねぇ・・・。

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